■誘導画面→「個人情報」盗む
「mixi」や「GREE」などのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に酷似した携帯電話向けの偽サイトが、昨年末以降、相次いで確認されている。SNS管理者になりすまして「新サービス開始」などとうたったメールを不特定多数の携帯に送信し、偽サイトに誘導。IDやメールアドレス、性別を入力させるというもので、中には詐欺事件に発展したケースもある。多くは人気SNSに便乗して個人情報を盗む新手のフィッシングサイトとみられ、警視庁などが警戒を強めている。(滝口亜希) ◇ ≪デザイン酷似≫ 「お待たせしました! 毎年恒例のキャンペーン」 「新サービスのお知らせです。動画サービスを試験運営しております」 フィッシング対策協議会や警視庁などによると、偽サイトの多くは「mixy」「mixia」といった、実在のSNS名をもじったとみられる名前を使用。公式サイトとほぼ同じデザインのロゴを掲げたサイトもあり、会員向けキャンペーンや新サービスの試験運用名目で、個人情報の入力画面に誘導するというものだ。 偽サイトが確認されるようになったのは昨年12月下旬ごろからで、今月3日までに同協議会が確認した偽サイト数は、mixi9件▽GREE4件▽モバゲータウン13件▽ixen2件に上った。 偽サイトの多くは、SNSを利用するためのIDやメールアドレスを入力するよう指示。このほかにも、プロフィル入力画面に誘導して生年月日などを登録させるものなどもある。 ≪詐欺に悪用≫ 警察庁によると、21年に摘発された不正アクセス禁止法違反事件は2534件で過去最多。中でも、偽サイトでIDやパスワードを入手するフィッシング被害は前年の88件から2084件まで急増した。 詐欺事件に発展したケースもある。 警視庁は今年1月、サクラと呼ばれるアルバイトに女性会員を装わせて出会い系サイトを運営し、利用料金をだまし取ったとして、詐欺容疑で運営会社の元会長ら計11人を逮捕した。同社の元従業員は、偽サイトを通じてSNSのパスワードなどをだまし取り、公式サイトに潜入。その後、無断で登録情報を変更した上で、SNS内で知り合った男性会員を出会い系サイトへ誘導していた。 mixiによると、会員のうち携帯からサイトを利用しているのは約7割。 mixiの偽サイトが林立する状況について「パソコンに比べ、携帯はアクセスしたサイトのURLが確認しづらいため、画面デザインが似ていると公式サイトかどうかが見分けにくい。この点が悪用されているのではないか」(広報担当)と分析している。 ◇ 【用語解説】ソーシャルネットワーキングサービス(SNS) 会員同士が日記やプロフィル紹介、掲示板、ゲームなどを通じて交流を深めることができるコミュニティー型サイト。既存会員の招待状がないと入会できない「招待制」や、誰でも利用できる「登録制」などがある。国内最大手のmixiは、約1800万人がユーザー登録している。 ・ 【ワイドショー通信簿】鳩山弟の自民離党 「さんざんな評判」の理由 ・ 献金知らない、火の車…小林千代美議員ちぐはぐ説明(読売新聞) ・ <三笠宮さま>白内障で入院 17日に手術(毎日新聞) ・ プラス改定で「バックギアからフロントギアに」―邉見副会長(医療介護CBニュース) ・ スカイマーク機高度誤って飛行、機長が入力ミス(読売新聞)
by hief6nzkb6
| 2010-03-16 20:31
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